漫画のストーリーが作れない・・・まとまらない・・・
となっているそこのあなた・・。
私もそうですしなんなら
今もそうなんですが、解放の糸口を発見した気がするのでご紹介したいと思います。
数か月前の自分に言いたい。
行き当たりばったりで話をつくるな!!!と^^;
この記事に従って
当てはめて作るとだいぶベタな感じになってしまいますが、
これを使えば「え、結局どういう話だったの? 主人公はだれ?」とは絶対に言われないストーリーができると思います。
他人が読んで理解できる漫画を作るっていうのは思ったより難しいのです。(絶賛体験談)
最初はベタでいいのです!!
まずは人に最後まで読んでもらえて、そして内容を理解してもらえるような漫画のストーリーを作るのがこの記事の目的です。
個人的ベタストーリーの作り方
1 だいたいの書きたいジャンルと 書きたいモチーフ、そして
主人公をぼんやり決める。
(主人公の性別は?主人公は日常をどう生きてて、何がしたいのか、好きなことは? 嫌いなことは?)
2 起(主人公の日常生活)をぼんやり想像する
3 転の部分を考える。転では主人公が嫌いなことを起こす。
(主人公が起こってほしくないと思うだろうなということを起こす)
4 転の場面から逆算して承の場面を考える
5 結を考える
詳しくは下で説明します。
そもそも起承転結とは?
起・・物語の始まり。主人公の日常の説明
承・・本筋の始まり。ここで起こったことが引き金になって後のストーリーが展開されていく
転・・物語が大きく動きます。ここでは分かりやすくピンチですが、新たな発見だったり、事態が好転してもいいと思います。
結・・まとまってめでたしめでたし。
ベタストーリーの作り方
例として
かの有名な「シンデレラ」 そして 個人的趣味から「名探偵コナン 第一話」を使わせていただきます。
だいたいの書きたいジャンルと 書きたいモチーフ、そして主人公をぼんやり決める。
シンデレラ・・
書きたいジャンル・・成り上がり系(成り上がり系とは)
モチーフ・・王子様 虐げられている女の子
主人公・・・虐げられている女の子
【日常】姉妹から虐げられている
【何がしたいのか】自分も華やかなところに行きたい
【好きなこと】不明。
【嫌いなこと】今の生活
コナン・・
ジャンル・・探偵漫画
モチーフ・・小学生の姿の探偵
主人公・・高校生の男子
【日常】高校生探偵として名をはせている
【何がしたいのか】シャーロックホームズのような探偵になりたい
【好きなこと】 シャーロックホームズの小説・名声・蘭ちゃん
【嫌いなこと】 探偵が出来ない・毛利蘭とラブラブできない
ジャンルはありふれた普遍的なもので構わないのですが、モチーフは独創性があり、なおかつ
この要素があったら面白くなるのではないかと思うものを書くのがいいと思います。
主人公の設定として一番大切なのは嫌いなことです。
嫌いなことっていうのは何がしたいかの裏返しであるのかもしれません。
好きなことは思い浮かばなかったら、今決めなくてもいいと思います。
起(主人公の日常生活)をぼんやり想像する
言わずもがな
シンデレラ・・姉妹からいじめ
コナン・・高校生探偵として有名。ウハウハ
転の部分を考える。転では主人公が嫌いなことを起こす。(主人公が起こってほしくないと思うだろうなということを起こす)
シンデレラ・・王子様とイイ感じになったのはいいけど、魔法が切れちゃうから嫌な日常に戻らないといけない
コナン・・怪しい人追ってたら変な薬飲まされて子供になってしまった(高校生探偵として活躍できない・本来の姿で蘭と会えない)
転の場面から逆算して承の場面を考える
シンデレラ・・おばあさんに魔法をかけてもらって舞踏会へ行けることになった
コナン・・毛利蘭と遊園地に行って、怪しい組織に深追いする
結を考える
シンデレラ・・王子様はガラスの靴からシンデレラを探し当て、2人は幸せに暮らしました。
コナン・・アガサ博士に匿ってもらい、居候・コナンとして
蘭との同居生活がスタートしました。子供にした組織も追うことにしました。
起承転結だと大筋すぎて場面がつながらないよ・・というあなたには
13フェイズ構造を参考にされてみてはいかがでしょうか。
有名な脚本家の方が考案されたストーリーの枠組みです。
起承転結では4場面しかないのですが、これを使えば名の通り13
場面に分解して当てはめることができるのでかなり楽になると思います。
13フェイズ構造
【第1幕】(対立) ・・起
【日常】主人公の日常、抱えている「問題」
【事件】事件の発生、日常から引き離される ・・・承(かな?)
【決意】新たな状況へ飛び込んでいく決意
【第2幕】(葛藤)
【苦境】新たな状況での様々な苦境
【助け】苦境に陥った主人公に助けが現れる
【成長・工夫】助けを得た主人公の成長・工夫
【転換】成長による成果、中盤の盛り上がり
ここまでが前半
【試練】後半は助け無し、主人公は単独で試練に立ち向かう事に ・・・転かな????
【破滅】主人公の頑張りも届かず状況は一層悪化、破滅が襲います
【契機】破滅を乗り越えるきっかけを掴む主人公
【第3幕】(変化)
【対決】敵との最終対決
【排除】敵を排除
【満足】主人公の抱える問題の解決 結。
大変すばらしいものだとは思うのですが、最初っからこれに当てはめてガチガチにストーリーを作っていくのはお勧めしません。
ここまで細かいと全て当てはまるストーリーの数は少なくなると思いますので、初めからこれで作ってしまうと型にはまりきったものになってしまうのではないかと思っております
とりあえず起承転結でつくってみて、どう展開していけばいいのかわからなくなったときに参考にしようと私は思います。
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