キャラクター百科事典みたいなものを作りたかったんや・・。
書いてる本人もよく分かってないので、この記事はたぶんサグラダファミリア化します。
少しずつ書き足しつつ、修正しつつ・・。
安室透
お馴染み名探偵コナンに出てくるキャラクター。
初登場は単行本75巻、プライベートアイ
75巻が出版された年は 2012年です。
2019年時点では、安室さんは登場してから7年がたっています。
まだ生まれてから10年たってないんですね。
コナンは1994から週刊少年サンデーで連載されている漫画なので、
この作品の中ではかなり最近になって登場したキャラクターです。
新しいとされているキャラの登場が7年前とは・・さすが長寿マンガである・・。
3つの顔を持つ男
容姿
金髪に褐色肌で、碧眼のタレ目。年齢は29歳。
実を言うと、髪色はアニメの色合い的に金髪なだけで設定上は茶髪なのだとか。
ハーフとだけわかっていますが、どこの国とのハーフなのかは明かされていません。
また幼少期に黒の組織メンバーと面識があったことからしても、安室さんの出生については何か物語の根幹に関わる秘密が隠されていると考えられます。
一人称は「僕」。
ただ、1回だけ赤井秀一(後述)との会話で酷く動揺したとき、「俺」と言っています。
しかし、子供時代、警察学校時代、そして安室さんでもバーボンでも降谷さんでも一人称は「僕」であるので、「僕」が本来の言い方だと思われます。
公安警察で上司として、バーボンとして、喫茶店バイトの安室さんとして、それぞれ口調が強めだったり穏やかだったり変わりますが、基本的にどんな時でも丁寧な言葉遣いです。
私立探偵 安室透
プライベートアイで毛利小五郎に接触した後、自分の推理力のなさに痛感して(という建前で)毛利小五郎に弟子入りを志願します。
はじめは小五郎に煙たがられていましたが、授業料として大金を払うという提案を持ち掛けたら小五郎の態度が一変。(多分このお金は税金かな 笑)
弟子になりました。
そして、探偵をするかたわら、毛利探偵事務所の下の階にある喫茶ポアロでアルバイトを始めます。
ポアロでは、よく無断欠勤、早退を繰り返していますが、自分で新作の商品(ハムサンド)を開発したりなどしており、真摯に取り組んでいる様子。
料理の腕前はプロ並みで、ハムサンドはパン職人さんに作り方を教えてくれと頼まれるほど。
またイケメン店員がいるという噂でポアロの人気が上がったということから店側としてもクビにはできませんね・・
ボクシングをやっているらしい。持ち前の戦闘力でさらわれそうになった少年探偵団を助ける。
園子が大口を叩いて困っている時にはフォローもします。
テニスもできる
ピッキングもできる
医学の知識もある
探偵として、毛利小五郎の後をついていきますが、よくハムサンドを差し入れしてゴマをすったような態度で毛利小五郎に接しています。
毛利先生、と呼んでいる。
しかし実は毛利小五郎より先に真実に辿り着いており、毛利小五郎の手柄となるようにうまく言葉で誘導し、毛利小五郎が正解に辿り着けるようにしています。
これは蘭ちゃんも気づいており、「どう見てもあなたのほうが優秀な探偵なのにどうして弟子なんか・・」と安室さんに言っています。
好青年、何でもできる、そしてイケメン、というハイスペックぶりですが、冷めた一面もあります。
目的のためならどんな手段も厭わない
プライベートアイでは、自殺するということを予測できたにも関わらず、それを放置して毛利小五郎に接近するための機会作りに依頼人の自殺を利用しました。
探偵たちの夜想曲では、またもや自殺しそうな人を放置して毛利小五郎にちかづきました。
このことから自分で自ら死を選ぶという選択をした人に対しては干渉しないということが見えてきます。
自滅の方向に自ら進んでいく人には干渉しようとは思わないし、助ける気持ちもない。そのシチュエーションが何かに利用できるなら平気で利用する人
安室さんは基本的に誰にでも優しく、親切な好青年なのですが、同時に自分の目的のためならば平気で人の不幸を利用するという冷徹な側面も持っています。
しかしこのことに気づいているのはコナン君だけ。おっちゃんや、蘭ちゃん、ポアロの面々はその一面があることは知りません。
黒の組織の一員 バーボン
ミステリートレインで、安室さん=バーボンだということが明かされました。
安室透としてわざわざ毛利小五郎の弟子となったのは、シェリーの動向を探るため。
バーボンが安室透という人物をやっていたのです。
また、バーボンは余計な殺人はしない主義で、探り屋。 言葉巧みに 人の行動を操作することに長けている人物とされています。
ベルモットと行動を共にすることが多く、安室さんはベルモットの秘密を握っている様子。
その弱みに付け込んで、バーボンはベルモットに協力を要請しています。
ベルモットは秘密主義者で普通は知ることができないと思うのですが、そんなベルモットの重大な秘密を知っていることからしても、バーボンの探りの能力はとても高いことが伺えますね。
話術が巧みでバーボン自身もおしゃべり
車の中で一人ブツブツとなにか言っていたり、ベルモットの秘密について喋りすぎて拳銃を頭に押し付けられたりしています。
日常会話でそれとなく誘導し毛利探偵事務所のパソコンのパスワードを聞き出す。
高圧的な態度で相手をあおり、煽られたひとの心理を利用して秘密を聞き出す
赤井秀一の動向を探るきっかけをつくるために、全くかかわりのない一般人を大怪我させようとしていた(これは未遂)
安室さんとしてもチラホラ現れていた「目的のためなら手段を選ばない」の精神がより顕在化してると思います。
公安警察 降谷零
緋色シリーズで、安室さんの実態は公安警察のゼロ、だと判明します。
正確には、警察庁警備局警備企画課、通称「ゼロ」に所属する警察官。
黒の組織には潜入捜査のスパイとして本当の正体を隠しながら所属しているのでした。
また、安室透は偽名であり、本名は降谷零だということが明かされました。
公安警察としての信念
公安警察は日本という国の安定と秩序の維持を目的とする組織です。そのためにこのような言葉を言ったのだと思います。
しかし、日ごろの料理にわざわざ日本酒を使ったり、恋人はこの国だ、など、仕事のプライドだけで行えるようなことをしばしば逸脱した発言が見られます。
安室さんの日本に対する執着は、公安警察としてのプライドもあると思うのですが、私的な事情もあると思います。
それは幼少期に日本人でありながら周りから日本人であることを認められなかった経験をしていることです。
日本に思い入れがある行動をすることで自分が日本人であることを証明しているのではないかなと思います。
緋色シリーズでは多くの公安警察の部下を従え、指示を出していることから、警察官としてかなり上の地位にいると考えられます。
幼少期に宮野志保(灰原哀)の母親であり、のちに黒の組織で薬の研究をする宮野エレーナと面識があったことも明かされます。
ちなみに安室さんの初恋はこのエレーナ先生であり、警察官を志した理由も突然いなくなってしまったエレーナ先生を捜し出すためらしいです。(警察学校編より)
死んだと思われている赤井秀一は生きていると信じており、赤井秀一を捕まえて組織に渡し、自分の組織内での地位をあげようと企んでいた。(コナン君の策略で失敗に終わる)
これは死んだスコッチと同じことを赤井さんにもやろうと思っている。
このことからもかなり自分の意志が強く、一回自分の中で答えを決めてしまったらそうと疑わない人なのかも知れない。
ムキになりやすくて、視野がせまくなってしまう
性格
安室さんは
何でもできる
自信家 。真面目な性格で、完璧主義。自分の能力が高いことを自分でよく分かっている。 そして 自由人 。お茶目。
自分の能力に自信があるので無茶する。
おしゃべりが得意。その反面、おしゃべりが達者すぎて良くない方向に向かってしまうことも・・
(知識を披露しすぎて服部にただの店員ではないと感づかれる。ベルモットの秘密を喋りすぎて頭に銃口を突き付けられる)
言葉で煽って人を動かすことが得意 話を聞くのは苦手?
冷めた一面も ある。
3つの顔が存在するので、はたしてどれが本性なのかわからなくなりそうです。
しかし、個人的に思うのは、安室さんは特に人格を作ってはいないな、と思います。
すこしづつ見せている面が違うのではないかな・・。
基本的には良い人なのだと思います。
高いところから見下ろしていて、(ハイスペックゆえの余裕からくる他人事と自由人だから)
必要とあらば助けるし、称賛されるようなこともしますが、
危害を加えたほうが自分の、あるいは全体の利益となるなら問答無用で人を傷つける行為を実行する人間だと思っています。
さらに、自滅に自ら向かう人に情けをかけようするという気持ちは持っていません。
これは周りの親しい人が次々と亡くなっていることに起因していると思います。
死んでいった友人や残された自分には救いなんて無かったのだから、それと同じように自ら不幸を選ぶ人に対して自分が懇切丁寧に対応する必要はない。という気持ちがどこかにあるのだと思います。
加えてアツい性格なので、 常に冷静なようでいて、実は頭に血が上りやすい。
かなり危ないこと、無茶なことをしようとしたり力技で物事を解決したりする。 何かあると途端に高いところからの見物をやめ、地上でガンガン戦いだします。車をぶつけたりとかそういうの。物事を力技で解決しようとする。
真面目で完璧主義でプライドが高く、どんな仕事でも手を抜いたりはしません。
黒の組織でバーボンとして活動しているのは潜入捜査をするためなのですが、
やっていることに関しては無関係なことではなく、
幼馴染のスコッチが死んだことに関する赤井秀一への恨みや、エレーナ先生がらみがあり、かなり活動自体は私情が入ってると思います。
コナンにおいての安室さんの立ち位置は
コナンの敵の敵。
同じ方向を目指しているのは間違いないが、完全な味方ではないというのがポイントですね。
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