劇場版のコナンは2021年3月の時点で24作存在しています。
コナンの映画について考えていたら、時代区分を作ってしまいました。
我流の劇場版名探偵コナン年表をここで発表したいと思います。
暇な方は読んでやってください。
まず、年表を考えるにあたって、時代を「原始」・「古代」・「中世」・「近世」・「近代」・「現代」の6つの区分に分けました。
何言ってるねんという感じですが・・。(;’∀’)
「原始」は97~98年、「古代」は99~03年、「中世」は04~08年、「近世」は09~13年、「近代」は14~16年、「現代」は17年~ です。
また、コナンという作品の核は新一と蘭の恋愛感情だと思います。
なのですべての映画には工藤新一(あるいはコナン)と蘭の成分が必ず入っているということは前提として喋っています。
原始(1997~1998)
- 時計じかけの摩天楼(1997)
- 14番目の標的(1998)
特徴
圧倒的な新一と蘭推し
小さくされてしまった工藤新一が米花町でこっそり探偵やってる!その名はコナン!
というイメージです。
行動範囲やスケールもこの後のシリーズと比べると狭く、素朴な印象です。
そしてしっかり内容がミステリーです。
(派手なアクションとカッコイイキャラもいいけど、いつかまたこんな感じの映画、やってほしい)
古代(1999~2003)
- 《世紀末の魔術師(1999)》
- 瞳の中の暗殺者(2000)
- 天国へのカウントダウン(2001)
- ベイカー街の亡霊(2002)
- 《迷宮の十字路(2003)》
特徴
コナンと○○(人物)
瞳ではコナンと蘭、天国ではコナンと少年探偵団、ベイカーではコナンと天才少年
と、コナンとだれかが主軸になって映画になっているような気がします。
工藤新一成分が原始と比べるとかなり薄れてきます。特に天国以降は工藤新一がコナンになっちゃった!というよりコナンとして生まれました前世は工藤新一です。みたいな距離感になっている気がする。(笑)
そしてコナン君が本格的に人間を辞め始めたのもこの頃です。
世紀末の魔術師と迷宮の十字路は悩みました。
世紀末は、最後に新一と蘭の関係がしっかりと話の結末に描かれているので、「原始」っぽいのですが、前作の2つに比べて分量が少ないし、スケールの大きさ考えるとちょっと違うかなと思いました。
かといって話がコナンとキッド中心かと言われるとそれも違うような気がしますし。
迷宮も特殊な感じです。というわけでこの2つは時代の中間地点かなと思います。(;’∀’)
この2つに共通することと言えば、キッド、服部平次のような新しいキャラの登場ですかね。
2002年の「ベイカー街の亡霊」が最後のアナログ作画で、次の迷宮~からデジタルに移行しています。
私はこの頃の作画が一番好きです。
中世(2004~2008)
- 銀翼の奇術師(2004)
- 水平線上の陰謀(2005)
- 探偵達の鎮魂歌(2006)
- 紺碧の棺(2007)
- 戦慄の楽譜(2008)
特徴
題材がメイン&主人公以外のキャラの掘り下げ
題材がメインとはどういうことかと言いますと、映画の特徴を喋ったときの第一声が、飛行機!豪華客船!離島!音楽!になるみたいな。
この発言でいくと探偵達の鎮魂歌はイレギュラーですね。あんまり表せません。
コナンと蘭以外のおなじみメンバーにスポットライトが当たった作品が多いのも特徴です。水平線では毛利小五郎が、紺碧は蘭と園子の友情ですね。探偵達の鎮魂歌では警察です。
雰囲気が同じ感じなのと警察にスポットライトが当たった映画として鎮魂歌はここに入れたいと思います。
また、このあたりからミステリー要素が薄い映画が表れます。
近世(2009~2013)
- 漆黒の追跡者(2009)
- 天空の難破船(2010)
- 沈黙の15分(2011)
- 11番目のストライカー(2012)
- 絶海の探偵(2013)
特徴
派手な演出
舞台(題材)メインは引き続き続行だけど、演出がド派手になった。この派手さはこれ以降の映画でもずっと続いていきます。
銃が雨のように降ってくる中をコナンやキッドが颯爽と(当たり判定がガバガバともいう)駆け抜けたり、スケボーで滑空したり、
コナンや蘭が死にそうになって登場人物が泣きさけんだりもする。
近代(2014~2017)
- 異次元の狙撃手(2014)
- 業火の向日葵(2015)
- 純黒の悪夢(2016)
特徴
キャラクター推しの目覚め
いままではコナンとその周辺の人がレギュラー、時々キッドちょちょっと服部平次という感じで、ある意味コナンが一番メインのキャラクターでした。
異次元で沖矢昴=赤井秀一を明らかにしたのを皮切りに
この年代に入ると今までは出てこなかったキャラクターがメインのような印象を持つ映画が多いです。
あんまり詳しくはないんですが映像処理も異次元以降で変わった気がします。今まではアニメシリーズと同じようなベタっとしたバケツ塗りっぽかったのが、ちょっとだけグラデーションが入ったのかな。肌とかに透明感や奥行きのようなものが感じられます。
現代(2017~)
- から紅の恋歌(2017)
- ゼロの執行人(2018)
- 紺青の拳(2019)
特徴
キャラ推し(強化版)
話の感じ自体は前の時代とそんなに変わらないのかなと思いましたが、企画をしている側がこれまでの人気が出た映画の傾向を踏まえて、キャラクター路線で行こう!と舵を切った感じがします。より分かりやすくキャラクターの見せ場があります。
コメント