スピンカラムはチューブの中にシリカメンブレン(核酸を吸着する物質)が入っています。
ここに溶液を入れて遠心分離すると 、溶液はシリカメンブレンを通って コレクションチューブに落ちていきます。
そのとき、シリカメンブレンに核酸が吸着されます。
①抽出液に結合バッファーを入れてRNAを析出させます。
②その溶液をスピンカラムに入れて遠心分離機にかけ、シリカメンブレンにRNAを吸着させます。
コレクションチューブに落ちてきた水は捨てます。
③洗浄バッファーをスピンカラムに入れて再度遠心分離機にかけます。
シリカメンブレンにはRNA以外のものも吸着されているので、それを落とすために行います。
④DNA分解酵素をスピンカラムに入れ、放置します。
こうすることでRNAだけをシリカメンブレンに留めておくことができます。
⑤洗浄バッファーをスピンカラムに入れて遠心分離機にかけます。
⑥ここでコレクションチューブを新しいチューブに付け替え、RNA分解酵素が除去された水(RNaseフリー水)をスピンカラムに入れて、放置します。
RNAは水に溶出するので、RNaseフリー水と一緒にRNAがチューブに落ちてきます。
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