壮大な家出の物語だなあと思いました。
家出をした少年が不思議な力を持った少女と出会う。
大人への反抗を感じる映画でした。
話がファンタジーに転換する場面で鳥居が出てくるのは前回と同じでしたね。
鳥居をくぐると時空を超える 君の名は。
またしても鳥居をくぐることで晴れ女の力が与えられる陽菜さん。
全体的に話がフワフワしている
あまり詳しいことは明かされませんでしたね
帆高くんの家出の理由や、謎の空中に浮かぶ魚は 結局 なんだったのか。
なぜあの鳥居をくぐると空の世界にいけるのか。
そもそもあの空の世界はどういうところなの?
という感じで終始謎がつきません。
人によって色々な解釈ができますけど、個人的にはそういう理由は作中ではっきりしてもらった方が好きかなぁ・・。
よく考えたら千と千尋の神隠しもかなりそういうフワフワなところがあると思うのですが、千と千尋の神隠しは好きなんですよねぇ・・。
なんでだろう。
天気の子はフワフワが現実世界で起きちゃってるからダメだったのかもしれないです。
(おまえの感想文も・・という意見は認めます・・ハイ)
人によって評価が変わりそうなラスト
主人公がヒロインと自分のためだけに世界を捨てる という展開は割と嫌いではないのですが、
同時に若い2人男女のためだけに都市が水没させられてたまるか ゴルァ っていう気持ちもある(笑)
帆高くんの人間性がどうのこうのというより、(というか私は帆高くんの選択自体は好きなんですよ)
天気にまつわる設定があまり受け入れられないまま終わってしまった。(笑)
古来より異常気象を止められる力を授かる女がいて、その力を使ううちに空と同化してしまい最終的には異常気象を完全に止める代わりに、空へ吸い込まれて行ってしまう、という設定でしたよね。
なんか、そんなわけあるか と思ってしまって(身もふたもない)
それでもラストは王道っていたらいいのかな、陽菜さんも無事で、授かった力もなくし、天気も好転に向かうっていういかにもハッピーエンド、言ってしまえば現実的でない終わりだったら現実的でない設定とバランスが取れててよかったと思うのですが、
最後だけそのままなのね・・。
なんだかとてもファンタジックな設定の割には最後だけ現実的なのがどうもなじめませんでした・・。
ここはもう完全に好みの問題だと思います。
逆にそういうラストが好き、という方もいらっしゃると思いますし
そんなんだったら今頃世界中は海に沈んでるわ・・wwと私は思いました。
人間に天気を操る力はありません。(笑)
作者さんの天気に対する思い入れ
天気の子 weathering with you
この英語表記のタイトルが好きで・・。
天気と人間。
天気一つで人の心は変わるっていう話はとっても共感できましたし、
天気に関する萌えというか、こだわりみたいなものを感じられる
ところはとっても好きな部分です。
もちろん作画が超きれい・・。
私は天気だったら雨と曇りが好きなので、映画館で見たとき、雨の作画が素晴らしくてテンション上がりました(笑)
まあ、そんなこんなで私の感想としては
「天気を題材にした話は好きだったけど、イマイチ設定が飲み込めなかった」
という感じです・・。
1~5で点数をつけるとしたら、2.7点かな・・。
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